週刊介護マガジン

終わりが見えない介護。心構えは大丈夫?

介護付き有料老人ホームとは?勤務経験者がリアルに解説します!

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私は介護付き有料老人ホームで3年間、相談員兼ケアマネージャーとして働いていた経験があります。

 

今回の解説では私が働いていた職場にスポットを充て、介護付き有料老人ホームのメリットとデメリットをかなりリアルな視線で解説していきます。

 

介護付き有料老人ホームとは?

同じ有料老人ホームでも「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」が存在します。

 

住宅型有料老人ホームについては ↓ ↓ 参照

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住宅型有料老人ホームは自分で必要な介護サービスを選択して生活するのに対して、介護付き有料老人ホームは施設のスタッフが直接全ての介護を行ってくれるので、特別養護老人ホームの形態と似ています。

 

介護付き有料老人ホームは「こみこみプラン」、住宅型有料老人ホームは「シンプルプランにオプションを付けていく」のようなイメージです。

 

 

ここからは私が勤務していた介護付き有料老人ホームをベースにリアルな解説を行います。

 

入居できる条件

  • 原則65歳以上の方
  • 自立・要支援認定要介護認定をもっている方

とはいうものの施設により違いがあります。

 

私が働いていた施設では自立の方は入れませんでした。月額利用料が低く設定してあれば、会社の収益は介護報酬に頼るしかなかたんですよね。

 

費用について

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有料老人ホームといえば「お金持ちが入る施設」「入居金数千万円」などのイメージが強いのですが、最近は入居金不要の施設もでてきてます。

 

入居一時金 0円~数億円

月額利用料 10万円程度~50万円程度

 

月額利用料の中に水道高熱費・部屋代・介護保険の負担金・食費などが入っています。

 

たまに広告などで、介護保険の負担金だけ別枠に小さく表示されている事も見かけます。総額でいくらかかるかをしっかり確認する必要があります。

 

私が働いていた施設では入居一時金20万円(アパートの敷金みたいなもので、退去時に清算)。  部屋代3万~4.5万円(部屋の日当たり、景観のみの違い)。  食費と水道光熱費8万円。  介護保険の負担分(1割負担)7,084円~27,973円。  オムツなど自費購入分まで含め、月額15万円程度の支払い。

 

負担限度額証は使えません

 ↓  ↓

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看護医療体制について

ここは施設によってかなり分かれます。

看護師が在中しているものの病院ではないので、医療の必要性が高い方にはハードルとなるでしょう。

 

バルーンやインスリンなど家族でも処置できる範囲ならまず大丈夫です。

 

私の施設では胃ろうは大丈夫でしたが、鼻腔経管栄養は基本ダメでした。ただし、長く入所してた方が病気の経過で鼻腔経管栄養となったときは、施設全体で体制を整え、受入れをしました。だから、施設と本人の付き合い方などにもよって変わってくるでしょう。

 

 

受診について

施設によっては協力医療機関による往診をしてもらう所があります。

もちろん、元々のかかりつけ医に継続して通うこともできます。

 

私の施設では2週間に1回主治医が往診にきて、薬も薬局から配達。それ以外の方は元々のかかりつけ医に家族と通院してもらい、家族付き添いが難しい場合は1時間1080円の有料で付き添いを行っていました。

 

 

人員について

国が示す最低人員配置基準【3:1】というものがあります。

これは利用者3人に対して介護職員1人を配置する事を指します。

 

中には【2:1】とか【2.5:1】などの配置で手厚く介護を受けれる施設もありますが、その分料金も割高になってきます。

 

私の施設では3:1でした。

 

  

居室について

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国の示しで個室13㎡以上というのが決まっています。

後は施設の方針により、どこまでの設備をつけるかにより、金額が大きく変わってきます。

 

個室なので家族の方の面会に行きやすい利点があり、施設が許可すれば家族の宿泊も可能です。

 

私の施設ではベッド・洗面台・トイレ・エアコンが各部屋に設置され、後は好きな物を持ち込むスタイルです。中には仏壇も持ち込まれる人もいました。

 

レクレーションについて

レクレーションや行事は割と充実しています。

買物ツアーや祭りなど、売りの一つです。

 

普段は食事以外は部屋に籠っている人も、レクレーションの時間だけはホールに出てきてワイワイガヤガヤ(^^♪

 

シニアのあんしん相談室

入浴について

介助しやすい浴槽があるので寝たきりの方も安心して入れます。

一人でゆっくり入りたい人は自宅にあるような浴槽も用意されています。

 

私の施設では、介助が必要な方には週3回の入浴、介護が必要なく一人で入れる人は毎日でもご自由にどうぞのスタイルでした。

 

 

福祉用具について

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介護保険でレンタルはできないので、基本的に施設側が用意する必要があります。

とはいえ、何でもかんでも用意していたら赤字になるので、使用頻度が高いものは用意するでしょう。

一番多い例として車椅子です。

 

あくまで共有物として考え、自分専用の物を欲しい方は購入してもらう事を勧めます。

 

 

看取りについて

 

病院でも自宅でもなく、施設で最期を迎えることです。

 

2012年から「看取り加算」が追加されたので、積極的に看取りまで取り組むホームが増え、約25%の施設が看取りを行っています。

 

メリット

 

  • 病院とは違うので大きな機械や管に繋がれることはない。
  • 家族が気軽に面会に来れて、家族も最期を看取れる。

 

デメリット

 

  • 特になし

 

家族もチームの一員として、「ここで逝かせる」という心構えが必要です。

 

 

有料について

施設により線引きは違いますが、介護付き有料老人ホームですので、基本的な介護は付属しています。

それ以外の事は有料料金を払って行います。

 

私の施設の一例では協力医療機関以外への病院の付添い。好き嫌いがあるための特別食。買物への付添など。 

 

 

外出外泊について

基本的に自由で、2泊3日以上すれば介護報酬が変わってきます。

元気な人はどんどん外出をしましょう。

 

 

介護付き有料老人ホームのデメリット

  • デイケアなど外部サービスが受けられない。
  • 介護度が軽い人は、介護度が重い人との集団生活に悲鳴をあげることがある。
  • 特別養護老人ホームなどと比べたら、利用料金が高い。

 

 

入所までの流れ

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  1. 施設見学に行き、部屋の予約。
  2. 相談員と面接を行い、入所判定会議の結果を待つ。
  3. 入所日程を決め、無事入所。

 

部屋が空いていたら、1週間以内には入所できるでしょう。

 

 

まとめ

介護付き有料老人ホームは【特別養護老人ホームの豪華な施設】というイメージですね。

 

そして住宅型有料老人ホームと比べたら、介護度が上がっても不安なく生活できるので本人も家族も気が楽です。

 

私が経済的に余裕があるのであれば、間違いなく介護付き有料老人ホームに入所すると思います!

 

以上が介護付き有料老人ホームのまとめとなります。

 

かいごDB(デービー)

 

介護は終わりが見えません。大事なことは一人で抱え込まない事!

 

次回はショートステイについて解説を行います。

介護3以上の認定を持っている方は是非見てください。 

次回をお楽しみに(*^▽^*)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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