週刊介護マガジン

終わりが見えない介護。心構えは大丈夫?

老健とは何?あなたのゴールと老健のゴールは違う話。

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今回は介護老人保健施設(通称:老健)の解説です。

前もってお伝えしますが、老健を批判するような内容ではありません。

本人家族と老健の間に温度差が生じることがあるので、そこに注視して解説していきます。

 

 

介護老人保健施設とは何?

介護老人保健施設とは、自宅で生活できる状態に回復することを目的に、心身の機能回復(リハビリ)訓練、食事・排泄・入浴・就寝・健康管理などの日常生活の介護、心身の機能維持、通院への付き添い、急性の病気・負傷時の病院への搬送・付き添い、介護保険が適用されるサービスに関する相談などを行ない、できる限り、自宅での生活に復帰できることを目標にする施設である。

介護老人保健施設 - Wikipedia

 

もう少し分かりやすく言うと

状態が安定している人が在宅復帰できるよう、リハビリを中心としたケアを入所して行うところです。

医師もおりますので、医療ケアも特養より厚く受けれます。

 

※一時お泊り(ショートステイ)や通い(デイケア)もありますが、話が分かりずらくなるので、この記事では入所の解説を行います。

 

 

ということは病院と一緒なのか? 

いいえ、病院ではありません。

 

医師が常駐していると言っても、毎日診察があるわけではありません。

 

薬は施設側がもらう介護報酬内で賄うことになります。

薬価が高い薬を出せばそれだけ施設側の負担が増えるので、珍しそうな薬は出してもらえません。

 

 

具体的な活用方法は?

病院と家を繋ぐ中間施設と考えましょう。

 

骨折して入院したけど、家で生活するにはリハビリが必要だ。病院はいつまでも入院させてくれないし・・・

 

では一旦、リハビリが出来る施設に入所して、環境を整えてから退院しましょう。

 

もちろん、家から直接入所というのも有り得ますが、病院や診療所が母体として老健を経営している割合が高いので、母体の入院先病院等から直接入所されるケースが多いですね。

 

病院退院→老健入所→自宅などへ退所

 

これが基本的な活用方法ですね。

 

 

心構えしておくこと

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  • 特養と違い、いつまでもいる施設ではない。
  • 原則3カ月間の期間限定の入所施設。
  • リハビリをやったからと言って、絶対に家に帰れるほど元気になるとは言えない。

 

上記3点は入所する側として必ず覚えておいてください。

老健からも入所時に念を押して説明あると思われます。

 

だからと言って3か月後にすぐに追い出されることはまずないでしょう。

 

あくまで状態を安定させて退所させることが老健のゴールです。

 

ということは状態が安定したら家であろうが、別の施設であろうが、退所の方向で話が進みます。

 

だから入所と同時に『次に移る施設を考えておいてください』と言われます。

 

★ポイント★

老健にとっては退所がゴールだが、本人にとっては経過地点でしかない。

入所時は同じ目標だったが、時間の経過とともにズレが生じやすい。

 

 

入所条件

特養が要介護3以上に対して老健は要介護1以上です。

割と入所ハードルは低いですね。

 

 

  

どうやって入所するの?

施設に直接申し込みましょう。

 

繰り返しになりますが、あくまで「退所を目的とした施設」なので回転率は割とあり、

特養ほど入所待機が多いわけではありません。

 

そのあと入所判定会議に合格したら入所の運びとなります。

 

 

 

利用料金について

リハビリがあるからと言って、特養などと比べて利用料金が数十万円も違うことはありません。

 

施設規模や部屋タイプ、加算などで支払う料金が違いますので、後日別の記事で解説します。

 

もちろん、介護保険3施設ですので介護保険負担限度額認定証も使えます。

 ↓ ↓

www.koujikunma.com

 

 

 

まとめ

私個人の考えとしては、病院から退院するときに、今後明らかに自宅への退院が難しいようであれば時間稼ぎのために老健は使わずに、そのまま別の施設へ入所した方が良いと思っています。

 

理由として

  • 本人はせっかく老健施設の生活に慣れたのに、また別の施設で一から慣れ始めなければいけない。
  • 家族も退所に対してのストレスがかかる。
  • もう家に帰れないレベルの人のリハビリ効果はいかがなものか?

 

併せて読んだら、より分かりやすい記事です。

 ↓  ↓

www.koujikunma.com

 

 

勿論、いくら重度者であっても退院後の家族援助が期待でき、リハビリを本当に重視して入所するのであれば、それは素晴らしい活用方法だと思います。

 

本人のゴールと老健のゴールは初めから違うのだから、中間施設の役割をどのように捉えてどのように活用するかにより残された人生が変わってきます。

しっかり検討して選びましょう!

 

 

以上が老人保健施設の役割のまとめとなります。

 

 

介護は終わりが見えません。大事なことは一人で抱え込まない事!

 

 

次回は介護療養型医療施設について解説を行います。

介護保険3施設の最後の施設となります。

 

 

次回をお楽しみに(*^▽^*)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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