介護認定を受けるには?やることは3つ。よくある勘違い。

高齢の母を持つ娘
高齢の母を持つ娘

介護認定を受けるにはどうするの?いつ、誰に、どこで、手続きすればいいのか分からない。

そんな悩みを5分で解決します。手続きは簡単で、やることはたったの3つです。

介護認定は全国共通ルールなので、北海道の人、東京の人、沖縄の人、みなさん安心して読んでください。

麦マネ(Twitter)

介護業界で21年目、40歳。ONE PIECEを愛する。
〈 資格 〉
・主任ケアマネ
・社会福祉士
・介護福祉士

介護の仕事と資格について情報発信。

詳しいプロフィールはこちら

※当サイトは、アフィリエイトプログラムに参加しています。記事内容は公平さを心がけています。

介護認定を受けるには?やること3つ。

①申請→②認定調査→③主治医意見書

たったこれだけで、介護認定を受けることができます。

申請

介護認定を受けたいことを窓口に伝えます。

どこに?ー

(区)市役所です。

例外もありますが、ほとんどのケースで住所地の(区)市役所で対応してもらえます。

ー本人も連れて行かなきゃいけないの?ー

本人は行かなくても大丈夫。

  • ほとんどの場合、家族が代理で窓口に行くことが多い
  • 本人は窓口に行くほど元気じゃないから

家族が遠くに住んでいるー

下記の事業所が代理申請を行ってくれます。

  • 地域包括支援センター
  • 居宅介護支援事業所
  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設
  • 介護医療院

これらに連絡すれば、自宅に訪問→書類作成→提出までやってくれます。

麦マネ
麦マネ

主に動いてくれるのは『地域包括支援センター』か『居宅介護支援事業所』ですね。

私の母も介護認定の申請ができるのかな?

介護認定が申請できる人はこちら

✔︎ 第1号被保険者

  • 65歳以上の人

✔︎ 第2号被保険者

  • 40歳以上65歳未満で医療保険に加入している人
  • ※特定疾病を持っている人

特定疾病とは

  • がん
  • 関節リウマチ
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • 後縦靭帯骨化症
  • 骨折を伴う骨粗鬆症
  • 初老期における認知症
  • 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病
  • 脊髄小脳変性症
  • 脊柱管狭窄症
  • 早老症
  • 多系統萎縮症
  • 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症
  • 脳血管疾患
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

ご覧の通り、65歳以上の高齢者なら、ほとんどの場合で介護認定の申請はできます。

認定調査

調査員がやってきて、介護がどのくらい必要かを確認します。

  • 体の動き
  • 物忘れ
  • 排泄
  • 外出方法など

✔︎ あわせて読みたい

主治医意見書

主治医意見書とはその名の通り、『主治医が書く』書類です。

深く考えずに、かかりつけの病院に提出しましょう。

お任せするしかありません。

認定調査も主治医意見書も終わったら?

ここまで終わったら介護認定が降りるのを待つだけです。

申請から認定が降りるまで、おおむね1ヵ月です。

介護認定を受けるのにケアマネはいらない

高齢の母を持つ娘
高齢の母を持つ娘

友達の母はなんでも担当ケアマネさんに任せていると言っている。母には担当ケアマネがいないんだけど…

介護認定を受けるのに、担当ケアマネはいなくても大丈夫です。

ほとんどの人が、最初はケアマネ抜きで手続きをやっている

誰もが初めから、担当ケアマネがいるわけではありません。

担当ケアマネが付くまでの流れはこんな感じ

  1. 申請
  2. 認定
  3. 介護サービスを利用したい👈ここで始めて担当ケアマネが付く

だから、最初の手続きは担当ケアマネ抜きでやっています。

2回目以降は担当ケアマネが手続きをやってくれる

介護サービスを利用していれば、担当ケアマネが付いてくれます。

担当ケアマネは

  • 認定の有効期間の管理
  • 必要な手続き

をやってくれます。

もちろん、家族が手続きしてもいいのですが、面倒なので担当ケアマネに任せているのですね。

有効期間とは??

介護認定の有効期間は最長3年です。

有効期間が切れると介護サービスは使えないので、定期的に更新申請を行います。

入院中にこそ、早めの手続きを!

高齢の母を持つ娘
高齢の母を持つ娘

病院に入院している。退院後に手続きすればいいのかな?

退院してすぐに介護を受けたいなら、入院中に介護認定を受けるべきです!

認定が降りるまでに約1ヶ月かかる

認定が下りるまでには時間がかかるので、身動きが取れない入院中にやっておくべきです。

治療が済み、リハビリを経て、退院調整を行うころに、介護認定も下りていれば、丁度いいじゃないですか。

介護認定さえ受けていれば、病院のたらい回しにされることもないでしょう。

退院してすぐに介護認定を使うケース

  • 老人ホームへ入所
  • 介護ベッドや手すりを使いたい

最低限の生活基盤を作るために、このどちらかを、退院と同時に使うケースはかなり多いです。

介護認定さえ下りていれば、選択の幅が広がりますよね。

(まとめ)介護認定を受けるには?

✔︎ たったこれだけ

  1. 申請
  2. 認定調査
  3. 主治医意見書

家族が(区)市町村の窓口に行けば、すぐに手続きできます。

介護認定が下りるまでには約1ヶ月かかりますので、老人ホーム入所などを考えている人は、早めに申請に行ったほうが良いといえます。

✔︎ あわせて読みたい

\掲載介護施設数No1/
メール&電話がしつこくない