娘さん
介護1ってどんな状態?デイサービスどれくらい行けるの?
こんな疑問に応えます。結論からいえば、介護1であればデイサービスに週4〜5回通えます。
介護サービスを使えば、一人暮らしはできる場合が多いですね。だけど、家族構成の変化などで、いとも簡単にできなくなることも結構あります。
✔︎ 本記事の内容
- 介護1と他の介護度の違いがわかる
- 利用できる介護サービス
- 一人暮らしのモデルケース
- 施設入所について
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介護1はこんな状態。他の介護度との違い。
娘さん
介護1ってどんな状態なの?他の介護度との違いを教えてほしい。
国が示す基準だけでは分かりにくいので、イメージ像も一緒に解説します。
介護1はこんな状態。
- 杖があれば歩けるが、転ぶ心配も少しはある
- まだらな認知症がある
- 食事は自分で食べれる
- 入浴と排泄に部分的に介助
ざっくりこんなイメージです。どうでしょうか?
他の介護度との違い。
介護度は、厚生労働省が定める「要介護認定基準時間」によって区別されます。
認定調査のデータで弾き出された基準時間であり、介護度が高いほど介護にかかる時間も多くなります。
とはいえ、これでは分かりにくいので、『要支援2』『要介護1』『要介護2』のイメージを比べてみましょう。
要支援2
- 杖やシルバーカーを使っている人が多い
- 転ぶ心配はそこまでない
- 年相応の物忘れはある
- 食事、排泄は自立
- 自宅のお風呂でもなんとか入れる
介護1
- 杖があれば歩けるが、転ぶ心配も少しはある
- まだらな認知症がある
- 食事は自分で食べれる
- 入浴と排泄に部分的に介助
介護2
- 車椅子が必要、もしくわ転ぶ心配がかなりある
- 認知症や理解力、判断力がかなり乏しくなった
- 食事は自分で食べれない人もいる
- 入浴と排泄に全面的に介助
- 一人暮らしはここらが限度
介護1で利用できるサービス
要介護1とはいえ、色んな種類のサービスが使えます。
在宅系
- 通所介護(デイサービス)
- 通所リハビリテーション(デイケア)
- 地域密着型通所介護
- 認知症対応型通所介護
- 訪問介護
- 訪問看護
- 訪問入浴
- 訪問リハビリ
- 夜間対応型訪問介護
- 居宅療養管理指導
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
- (看護)小規模多機能型居宅介護
- 短期入所生活(療養)介護(ショートステイ)
福祉用具系
- 歩行器
- 手すり
- スロープ(工事を伴わないもの)
- 歩行補助杖
車椅子や介護ベッドのレンタル要件は介護2以上です。
施設系
- 老人保健施設
- 介護医療院
- 介護付有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- 認知症対応型共同介護(グループホーム)
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)
- 地域密着型特別養護老人ホーム
- 地域密着型特定施設入居者生活介護
みんな大好き『特別養護老人ホーム(特養)』の入所条件は介護3以上です。
その他にも、住宅改修費(介護リフォーム)、特定福祉用具購入(ポータブルトイレなど)も利用できます。
一人暮らしで介護1、モデルケース。
実際に私が担当している事例を紹介します。
ケース①
介護1の限度額をギリギリまで使っています。
ケース②
その上、デイケアは半日利用です。
同じ介護1でも介護サービスの内容も頻度も、だいぶ違いますね。
場合によっては施設入所もある
娘さん
アレコレ考えても結局心配だし、手間もかかる。施設に入所させたがいいのかな?
確かにその気持ちは理解できます。
上記で紹介したケース①の方も、『保育園の送迎』や『持病』など家族側が支えることができなくなり、最終的に施設入所されました。
施設入所を考えるボーダーラインは、こんな感じ。
要介護2:一人暮らしはかなり限界
要介護1:住宅環境や家族状況にかなり左右される