介護認定調査で確認される74項目|調査の場所は3つ、入院中もOK

何を確認される?』『気を付けることは?』『入院中も認定調査はある?

初めて介護認定調査を受ける人も、すでに経験がある人も、立ち会いはドキドキするものです。

なぜなら介護認定調査の結果は今後の介護に影響するから・・・!!

でも大丈夫です!

現役の介護認定調査員でもある筆者が以下のことを分かりやすく解説します。

  • 介護認定調査で確認される74項目
  • 介護認定調査で準備しておくこと
  • 入院中も大丈夫。調査の場所は3つ

自己紹介

  • 老健で介護福祉士、有料老人ホームの相談員、居宅のケアマネ
  • 介護業界は18年目。そのうち、ケアマネ歴は11年目
  • 持っている資格『介護福祉士』『ケアマネ』『社会福祉士』
  • 月に3件ぐらい介護認定調査の調査員をやっています

介護認定調査で確認される74項目

74項目と多いのですが、全ての動作を目視で確認するわけではありません。

  • 本人に動作確認を求める項目
  • 聞き取りでもイケる項目

私はこんな感じにわけて確認を行っています。

本人に動作確認を求める項目

麻痺(5項目)拘縮(4項目)寝返り起き上がり座位保持
立位保持歩行立ち上がり片足立位視力
聴力生年月日を言える自分の名前を言える季節の理解場所の理解
資料作成:週刊介護マガジン

本人が実際にどれくらいできるかを確認する項目です。

例えばこんな感じで質問します。

  • 5mをどのようにして歩きますか?見せてください。
  • 起き上がる時はどうやっていますか?
  • お名前を教えてください?

『できるのか』『どのようにすればできるのか』『できないのか』を実際に目の前でやってもらいます。

聞き取りでもイケる項目

洗身爪切り移乗移動えん下
食事摂取排尿排便口腔清潔洗顔
整髪上衣着脱ズボン着脱外出頻度意思伝達
日課の理解短期記憶徘徊外出して戻れない被害妄想
作話感情不安定昼夜逆転同じ話をする大声を出す
介護に抵抗落ち着きない一人で出たがる収集癖物を壊す
ひどい物忘れ独り言独り笑い自分勝手に行動話がまとまらない薬の管理
金銭管理日常の意思決定集団への不適応買い物簡単な調理
特別な医療(12項目)
資料作成:週刊介護マガジン

本人に直接確認するには失礼にあたるかもしれない質問事項です。

そんな時は介護者である家族にバシバシ質問を行います。

  • トイレはどんな感じの介助ですか?
  • お金の管理は誰がやっていますか?
  • 泣いたり笑ったりと感情不安定になることは?

とはいえ、適当に答えるのはNGです。

家族
家族

歩行はできません。トイレは介助していません。

調査員
調査員

え?どうやってトイレに行くんだ?

介護認定調査で準備しておくこと

お茶菓子などを用意する必要ありません。

必要なことは介護認定調査をしっかり受けるための態勢の準備です。

立ち合いの準備

引き続き介護サービスを受けたければ、介護認定調査には必ず立ち合いしてください。

  • 本人はなんでも出来るカッコいい姿をみせたる
  • 認定調査員は『見たこと』『聞いたこと』しか調査票に書けない
おじいちゃん
おじいちゃん

普通に歩けます!スタスタ

家族
家族

いつもはヨロヨロ歩きなのに、なんで今日は杖も使っていないんだよ(怒

認定調査あるあるですが、立合い者がいないとそれ以上の確認はできません。

だから必ず立ち合いをするようにしましょう。

メモを準備

『あれも言わなければ』『これも言わなければ』と考えてはいても、伝え忘れることはよくあります。

普段の介護や困っていることは、必ずメモに残して伝え忘れを防ぎましょう。

前述したとおり、認定調査員は『見たこと』『聞いたこと』しか調査票に書けません。

【PR】ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

入院中も大丈夫。調査の場所は3つ

  • 病院
  • 自宅
  • 入所施設

介護認定調査時点で居住しているところで行います。住民票などは関係ありません。

今現在、あなたが寝泊りしているところです。

たまにデイサービスで行いたいと言われることがありますが、常識的にNGと考えます。

病院

退院する前に介護認定調査を受けるケースはかなり多いです。

家族
家族

入院しているから、状態があまりわからない・・・

介護認定調査の受け答えは看護師さんに任せて大丈夫です。

だけど家族しか分からない情報もあるので介護認定調査には立ち合いをしましょう。

自宅

自宅での認定調査は家族が立ち会います(頼りにしている第三者でもよい)。

病院や施設と比べて、介護認定は軽くなる傾向です。

  • 危険であっても自宅では自力で生活する
  • 病院や施設では怪我させるわけにはいかない、介護も手厚い

こんな理由から例え同レベルであっても自宅では認定結果は軽くなりやすいです。

例え病院のように介護していなくても日頃の様子をしっかり伝えましょう。

入所施設

こちらも病院と同じく介護スタッフさんに立ち会い同行してもらって大丈夫です。

ただし病院と明らかに違うところがあります。

病院 : 認定結果にあまり興味ない

施設 : 認定結果が利益に関係する

施設は認定結果が大きいほど、今後の収益も上がります。

あってはならないことですが、後日認定調査の内容を見たときに『だれ?全く違うじゃん!』ということもあります。

介護度が高ければ利用料金も高いのです。

状態が分からなくても施設スタッフが変なことを言ってないか見張りをお願いします。

まとめ

  • 介護認定調査は74項目の質問がある
  • 介護認定調査はメモの準備、立ち会う
  • 調査の場所は病院、自宅、施設のいずれか

調査項目は74と結構多いのですが、普段の状態を見ていれば答えることはできます。

入院中や入所中に至っては、スタッフさんがいるので安心ですが、必ず立ち会うようにしましょう。

更に詳しいことはこちらの記事に書いております。

介護認定調査を上手に受けるコツ。現役の認定調査員が解説します!