こんにちわ、麦マネです。
介護施設に入所していると、けっこうな費用がかかります。
『最初は年金内で生活できていたけど、歳をとるごとに介護度があがっていき、いつのまにか介護3に…』
『オムツや薬代など介護保険以外にも支出が増えてきた。』
『このままでは介護施設の費用が払えなくなるけど、まさか追い出されることはないよね?
これがいつまで続くのか分からないので不安だ…。』
こんなお金と介護の悩みについて、問題解決していきます。
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介護施設の費用が払えない場合に起こること
- 介護施設からの催促
- 介護施設の退去
介護をやってもらえないとか食事を作ってもらえないとか個人的な攻撃はありませんので、そこのところは安心してください。
介護施設からの催促
先月の利用料金が払われていませんよ。
まずは支払いが滞っていることを伝えられます。※実際には口頭ではなく文章が一般的です。
たまたまではなく、2回3回と繰り返すと『そういう家族』としてみられます。
施設側として、いきなり退去してとは言いにくいので、前置きとして催促をします。
急に退去と言われても。
何ヵ月も前から滞納を伝えていましたよね。
こんな筋道ルートが欲しいわけですね。
催促に応じなかった場合は次のステップに移ります。
介護施設の退去
滞納期間が過ぎれば退去を命じられます。
施設によって滞納期間は違いますが、おおむね3ヶ月支払いが止まると退去となる施設が多いようです。
詳しくはお手元の重要事項説明書を確認しましょう。
とはいえ、荷物や利用者が強制的にだされることはないようです。
施設を探して退去させるなど人道的な手順をとります。
ただし退去後も滞納分を支払わなくてよいわけではありません。
裁判とか揉め事になる前に、善意を見せて払いましょう。
重要事項や契約書にサインしてあるので絶対負けますよ。
介護度と一緒にどんな費用が上がる?
- 介護サービス費
- 病院代、薬代
- オムツやパット
介護度が上がれば介護サービス費が上がります。
盲点なのはその他にかかる費用です。
地道に、そしていつの間にか結構な費用を払っていることに気付きます。
介護サービス費
介護度に応じて介護サービス費(介護にかかる料金)は違います。
いわゆる介護保険の部分で、介護度が高いほど料金は高くなります。
以下は1ヶ月分の介護サービス費の例です。
特養(ユニット型) | 介護付き有料老人ホーム | |
要介護1 | 19,140円 | 16,080円 |
要介護2 | 21,150円 | 18,060円 |
要介護3 | 23,340円 | 20,130円 |
要介護4 | 25,380円 | 22,050円 |
要介護5 | 27,390円 | 24,120円 |
要介護1と要介護5では約8,000円違います。
年間では約96,000円…。
介護にはお金がかかるとは言え、結構な金額差がでましたね。
ちなみに介護サービス費は国が定めた金額なので努力しても節約操作はできません。
病院代・薬代
施設に入所している方は通院が大変なので、施設のかかりつけ医に往診を頼むパターンが多いです。
ところが通院より往診は割高です。
割高な理由は、通院する手間の分だけ高くなるから。
要介護者は認知症、脳梗塞、心筋梗塞など、予防薬をたくさん飲んでいます。
介護度が上がるほどたくさんの病気をもったり肺炎や尿路感染症にもかかりやすいので、薬代は増えてしまいます。
オムツやパット
介護度 | 使い方の目安 |
介護1 | 自分のパンツ&パット |
要介護2~3 | 紙パンツ&パット |
要介護4~5 | 紙オムツ&広いパット&小さいパット |
自分のパンツだと洗濯だけで済んでたのに、パットやオムツ代の費用がかかるわけですね。
ちなみに特養では介護サービス費の中にオムツ代も含まれているので、その点の心配はいりません。
やるべき3つの費用対策(介護施設バージョン)
- 収入の見直し
- 医療にかかる費用を見直す
- 安い施設に引っ越す
ぶっちゃげ固定費を見直すことが一番です。
日用品を節約してもあまり効果ないし、長続きしません(やらないよりマシだが)。
普段の家計簿でもしっかり証明されているハズです。
先ずは金額が大きい固定費から見直していきましょう。
収入の見直し
年金収入は一定であるのに支払う費用だけは年々大きくなるのは苦しいものです。
お子さんが複数人いれば兄弟姉妹で月に一万円ずつでも負担すればだいぶ楽になります。
月に一万円も出せないよ…
確かにそうですよね。でもこれは考え方しだいです。
年金収入で賄えない『あと数万円』を出し合うことで施設生活ができるのであれば、家族の手間や時間は一万円以上の価値となります。
医療にかかる費用を見直す
薬はジェネリック医薬品に変えてもらうことで医療費を押さえることができます。
後発医薬品(こうはついやくひん)、ジェネリック医薬品(英: generic drug, generic medicine[2])とは、先発医薬品の独占的販売期間の終了後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一であり、先発医薬品に比べて低価格な医薬品である。
引用元:Wikipedia
かかりつけ医もしくわ薬局にジェネリックを希望すれば変更してもらえます。
毎日の飲むものだから生産性が高い見直しとなります。
往診か通院かは状況によります。
通院のためにわざわざ遠方からかけつけるのは非効率だし、車椅子の場合は介護タクシーの費用もかかることがあります。
病院にこだわりがなければ往診を選んだ方がコスパは良いでしょう。
安い施設に引っ越す
ぶっちゃげ、これが最強の固定費見直しです。
公的施設である特養に入所できれば一番良いのですが、そう簡単に入所できるものではありません。
よくある話ですが、一番始めに入所したときはどんな状況でしたか?
- 入院先の病院から退院を迫られた
- 緊急的に家で介護ができなくなった
『どこでもいいから入れる施設を…』
そんな切羽詰まった状況で施設を選んだ覚えがありませんか?
そのときの判断はそれで間違っていません。
だけど月日が経ち、入所者の状態も家族の気持ちも落ち着き、今は冷静に考えることができます。
ゆっくり施設を探せば10万円以下の施設もあります。
現在の施設費用はどれくらいですか?
まとめ
『ぽっくり逝きたい』なんて冗談交じりの会話もありますが、人は簡単に死なないし経済的に笑える話ではありません。
『あと〇年だけ…』介護が続く期間が分かっていればどれだけ楽かと思うこともあります。
毎月の支出を2~3万円でも減らすことができれば、財布を預かっている家族は精神的に楽になりますよね。
3つの対策を解説しましたが、安い施設に引っ越すことは最強の固定費見直しです。
10万円以下の施設を探しつつ、無料で資料請求もできます。