自宅での生活に限界を感じて施設入所を検討するかたは、施設に入るまでの手順は知っていますか?
介護認定を持っているからといってすぐに入れるわけではありません。
介護保険の施設であれば、制度にそった手順がありますので、わかりやすく解説していきます。
- ①
現在(将来でもよい)困っていることを相談
- ②
介護保険の認定の申請の手続きを行う。
- ③
主治医から心身の状況の意見書を作成してもらう。
- ④
調査員が訪問し、心身の状況を調査します。
- ⑤
訪問調査と主治医の意見書をもとに介護の必要性や程度を審査。
- ⑥
「非該当」「要支援1・2」「要介護1~5」のいずれかの区分で認定がおります。
- ⑦
ケアマネージャーがケアプランを作成します。
ケアプランにもとづいて自宅でサービスが利用できます。
- ⑧施設ケアプラン作成・サービス開始 ☜今回の解説
ケアマネージャーがケアプランを作成します。
ケアプランにもとづいて施設でサービスが利用できます。
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入所したい施設の選定
介護保険被保険者証が届いたら、入所したい施設に入所の相談に行きましょう。
どこにどんな施設があるか知りません 。
そんなときは地域包括支援センターに相談にいきましょう。
いくつか施設を紹介してくれます。
しかし地域包括支援センターの職員は、紹介はしてくれるけど施設の詳しい内容を知っているわけではありません。
というより、その施設がどのような形態の施設なのか程度の情報しか持っていません。
やはり自分で施設に連絡したり、見学にいくなどの対応は必要です。
そこの施設が気に入って、お部屋の空きがあれば予約をします。
ケアプランの作成の前に本人を知る
本人や家族が今何に困っているかを把握(アセスメント)が行われます。
身内は誰もいません。
骨折して歩けません。
家で車椅子を使える広さもありません。
勿論、お風呂にも入れません。
ちなみに100歳です。
ケアプランの作成
アセスメントに基づいてケアマネージャーはケアプランを作成します。
高齢だから骨折手術は受けないのであれば車椅子が必要だね。
体力も少なく毎日お風呂は難しいから週2回かな。
お風呂はリフトを使って入ってもらおう。
かなり単純に決めてしまいましたが、概ねこのような感じで本人が困っていることを見つけ出し、必要なサービスを考ます。
ケアプラン内容の話し合い
施設入所を実際に利用開始する前までにサービス担当者が集まって話し合いを行います。
これをサービス担当者会議(通称:担会)と言います。
施設の担当者会議の場合、メンバーは
- 本人、家族
- 看護職員
- 介護職員
- 機能訓練士(リハビリ)
- 栄養士
- 相談員
- ケアマネージャー
ケアマネージャーは施設サービスを使うことで、あなたが今困っていることがどのように改善され、将来どのような生活を送れるのかを総まとめしたケアプラン提示します。
提案されたケアプランに本人家族が納得したら、署名にて同意を得ます。
施設との契約
施設・本人と重要事項説明書・契約書・個人情報の取り扱いに対する同意書を交わします。
施設によってはその他に付帯書類があるかもしれません。
心身の理由で本人が契約を交わせないということも十分に考えられます。
その場合家族などが本人の代行で契約を行います。
まとめ
ここまでが施設入所するまでのケアプラン作成の流れになります。
施設入所にあたってケアプラン作成も必要なことに変わりはありませんが、一番ハードルが高いのは入所の順番待ちです。
介護保険3施設は何十、何百人の予約待ちですので、有料老人ホームを狙うのが良いでしょう。
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