週刊介護マガジン

終わりが見えない介護。心構えは大丈夫?

相談は大丈夫?親が介護を受ける時の相談場所を日本一簡単に説明。

 

介護を受けたいときはどこに相談すればいいんだろう?

 

介護の経験は初めてだからよく分からないよね。

 

私は自宅に住んでおられる高齢者のケアマネージャーとして業務しておりますが、

結構な割合でのあるある質問です。

だって今まで元気に暮らしていたので、相談する必要はなく、相談窓口がどこにあるかなんて考える必要性がありませんでしたからね。

 

私の担当さんで要介護4の方がおられましたが、本人さんを家において仕事に行くなど、かなりリスキーな生活を送っておられました。

介護者の奥さんに聞いたところ、「どこに相談に行けばいいか分からなかった・・・」と涙を流しておられた。

みなさん、初期相談の場所を知っているようで知らないようですので、そんな悩みにお答えしていきます。

 

 

介護サービスを受けるまでの手順

まず始めに、介護サービスを受けるまでの流れはこんな感じです。

相談からサービス利用までの流れ
相談 今現在(将来的にでも良い)困っている事を相談する。
 
申請 介護保険の認定の申請の手続きを行う。
 
主治医意見書 主治医から心身の状況の意見書を作成してもらう。
 
認定調査 調査員が訪問し、心身の状況を調査します。
 
審査・判定 訪問調査と主治医の意見書をもとに介護の必要性や程度を審査。
 
認定・通知 「非該当」「要支援1・2」「要介護1~5」のいずれかの区分で認定がおります。
 
ケアプラン作成 ケアマネージャーが本人にとって必要なサービスを考えケアプランを作成します。
 
介護サービス開始 ケアプランにもとづいて在宅や施設でサービスが利用できます。

 

 サービスを受けるには相談に行くところから始まります。

 

介護の相談場所は?

どこに相談に行けばよいのだろう?市役所とも聞いたことがあるし、友人からは病院とも聞いたことあるし・・・

 

行政窓口

市役所・区役所・町役場・村役場の窓口に行けば相談に乗ってくれます。そのまま申請手続きも行ってくれるので、ここに本人か家族が行く事が一番手っ取り早いですね。

 

専門職

  • 地域包括支援センター(市町村に最低1つはある。行政の中にある事もあったり、別の場所に構えたりと、地域によってバラバラ。保健師などの専門職がいる。)
  • 居宅介護支援事業所(病院の一部署であったり、介護保険施設の一部署であったり。自宅で生活する要介護認定者のケアプランを作るケアマネジャーがいる)
  • 介護保険施設(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護医療院。介護保険3施設と呼ばれます。他にも施設形態はありますが、ここでは省略。)

が相談に乗ってくれてます。

しかも本人達の代わりに行政窓口に行って申請の手続きを行ってくれます。

 

ケアマネージャーについては ↓↓ を参照ください。

www.koujikunma.com

 

その他

病院・介護サービス事業所(例えばデイサービスなど)も相談には乗ってくれます。しかし、代行申請は出来ないので、結局申請に行くのは本人家族です。

 

結論

相談窓口としてはどこでも良いのですが、その後の申請手続きは相談場所によって流れが若干変わってきます。

状況によってケースbyケースとなりますので、どこに相談に行っても最終的に申請書を提出しなければいけない場所が行政である流れだけ覚えておきましょう。

 

いつ、介護の相談に行けばよいのか?

精神論みたいで申し訳ないのですが、基本は「自分のことは自分でやりたい」と誰もが思っています。

しかし病気やケガ、認知症などで今まで自分で出来ていたことが自分で出来なくなる時がやってきます。

又、家族環境の変化など周辺要因も加わることもあるでしょう。

人生観など人それぞれ違い一概には言えませんが、何らかの理由で今まで出来ていたことが出来なくなり困りだしたそのタイミングです!

相談に行く決断は本人が決めるときもあれば家族が決めるときもあります。

 

親や祖父母などの介護相談に行くタイミングの具体例

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普段元気に車を運転したり畑作業を行っていたとしても、病気やケガなどで突然できなくなる事があります。

それどころか、普段何気なく行っている、食事や排泄、歩行など日常生活を送る上で欠かせない動作までも出来なくなることがあります。

下記は、よくある例をもとに3段階評価の緊急度です。

 

入院を機に相談に行く  緊急度☆

入院治療で病気などが完治しても、今までと同じように自宅で生活を送れなくなる可能性が十分ありますが、病院は治療が落ち着くと退院に向けて支援を開始します。

そんな時に各種制度を引き出して調整し、相談に乗ってくれるのがソーシャルワーカー(略してSW)です。

よっぽどの問題(治療拒否など)がない限り、すぐに退院を勧められることはありません。

しっかり相談に乗り、調整を行いながら自宅退院へ調整してくれます。

時間にある程度、余裕があるので【緊急度☆】と評価します。

しかし、調整や相談は可能ですが介護保険認定の代行申請は出来ないので、本人や家族が行政窓口などに申請に行く必要があります。

※入院患者数が多い病院には概ねSWは所属していますが、小規模な医院などにはあまり所属していません。

 

家で生活を送っていたが、最近様子がおかしいため相談に行く  緊急度☆☆

行政窓口か包括支援センターに相談に行くのが多い事例です。

自宅で生活している人で、「最近体の動きが悪くなった」「物忘れが進んできた」などの相談があります。

相談を受けて、必要に合わせて介護保険の認定手続きを行います。

全く動けない、物忘れなどが急激に憎悪したのであれば病院受診を勧めます。

とりあえずは家で生活が出来ているようなので、【緊急度☆☆】です。

 

元気に退院したつもりなのに思うように生活できず相談に行く  緊急度☆☆☆

この事例が一番やっかいです。

この場合、相談に来る前に退院したばかりの病院に再度入院希望の相談に行って、「入院するような体調ではない」と断られて、もう家族だけではどうにも出来なくなり、急いで相談に来られることが多いです。

そうです、病院は治療をする所であり、介護を受ける場所ではないからです。

でも大丈夫です。

行政窓口などに行けばしっかり相談を受けて、必要に合わせて手続きを進めてくれます。

加えて言えば、この場合はケアマネージャーが滞在している居宅介護支援事業所に相談に行くのも超お勧めです。

理由として、相談を受けて認定申請の代行を行うのは勿論ですが、緊急性があるのであれば認定が下りる前に介護サービスが受けれるように調整を行ってくれます。

通常、申請~認定通知まで概ね1ケ月の期間がかかりますが、本人家族にとってはそんなに待てません。

あくまで行政窓口は相談に乗ってもらい手続きを行うのが業務です。

緊急時は居宅介護支援事業所に駆け込んだ方が一番手っ取り早いです。

 

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まとめ

親や祖父母の介護が必要になったときの初期相談窓口として

  • 市役所などの行政窓口
  • 地域包括支援センター
  • 居宅介護支援事業所
  • 介護保険施設
  • 病院
  • 介護サービス事業所(あまり意味がないかも・・・)

が上げられます。

どこに相談に行ってもしっかり今の困りごとを聞いてくれて、必要に応じた手続きのやり方を教えてくれます。

それでも分からないときは私に相談ください。

個人情報の観点もあるかもしれませんが、市町村単位の地域を教えてくれれば、ネットで相談窓口探しの手伝いはできますよ。

 

介護は終わりが見えません。大事なことは一人で抱え込まない事!

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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