夜勤で眠気が限界のときの工夫

「夜勤中、眠気で頭がぼーっとしてしまう」

「記録の途中で意識が飛びそうになった」

介護士の夜勤では、多くの人がこんな経験をしています。

深夜の時間帯は人間の体内リズムが休息を求めるため、どうしても眠気と戦わざるを得ません。

この記事では、夜勤で眠気が限界に達したときの具体的な工夫を紹介します。

眠気のピークを知り、カフェインや仮眠を効果的に取り入れ、グッズを活用することで「安全に働ける夜勤」につなげていきましょう。

麦マネ(Twitter)

介護業界で22年目、41歳。ONE PIECEを愛する。
〈 資格 〉
・主任ケアマネ
・社会福祉士
・介護福祉士

介護の仕事と資格について情報発信。

詳しいプロフィールはこちら

眠気が来る時間帯の傾向

人間の体内リズム

人間の体は「概日リズム(サーカディアンリズム)」に従って動いています。

深夜2時~4時に最も眠気が強くなるのは、体温と血圧が下がり、脳の活動も休息モードに切り替わるためです。

夜勤で眠気が出やすい時間

  • 0時〜1時:夕食後の消化が落ち着き、体が休息モードに入る
  • 2時〜4時:眠気のピーク。注意力が低下し、ミスが増えやすい
  • 明け方5時〜6時:朝方ホルモンの分泌で眠気が再び増す

夜勤がつらいと感じたら → 夜勤明けがつらいときの回復法

カフェインの使い方

1. 摂取のタイミング

眠気のピークに合わせて摂取するのが効果的です。

カフェインは摂取から30分ほどで効き始めるため、夜勤の0時〜1時頃にコーヒーやお茶を飲むと、深夜2〜4時の眠気に備えられます。

2. 過剰摂取に注意

  • 飲みすぎると逆に動悸・胃痛・不眠を招く
  • 仮眠前の摂取は「カフェインナップ」として有効(15〜20分寝て起きるとすっきり)
  • 明け方に飲むと、勤務後の睡眠の質を下げるので控える

3. バリエーション

  • コーヒーだけでなく、緑茶・紅茶・エナジードリンクも活用可能
  • シュガーレスガムやタブレットで「口を動かす」刺激と組み合わせるとさらに効果的

仮眠の取り方

1. ゴールデンタイムを狙う

最も眠気が強くなる深夜2〜3時に15〜30分の仮眠を取るのが理想です。

仮眠が取れるかどうかで、後半のパフォーマンスは大きく変わります。

2. 仮眠の工夫

  • アラームをかけて「寝過ぎ」を防ぐ
  • アイマスクや耳栓で外部刺激を遮断
  • 横になれない場合は、椅子に座ってもOK

3. 起床後の目覚まし方法

  • 軽いストレッチや散歩で血流を促す
  • 水分を一口飲んで体をリフレッシュ
  • 明るい光(ナースステーションの蛍光灯など)を浴びる

夜勤なしを検討したい人は → 夜勤なしで働ける職場の探し方

眠気対策グッズ紹介

1. カフェイン系グッズ

  • カフェインタブレット:手軽に摂取できる
  • エナジードリンク(小容量タイプ):飲みすぎ防止に便利

2. リフレッシュ系

  • ミント系タブレット・ガム:噛む刺激で脳を活性化
  • 冷却シート:こめかみに貼ると眠気防止に効果的

3. 休憩サポート

  • アイマスク・耳栓:短時間でも深い仮眠をサポート
  • 携帯用ネックピロー:椅子でも快適に眠れる

4. 運動サポート

  • ストレッチバンド:休憩時の軽い運動で血流改善
  • 握力ボール:手を動かすことで脳を刺激

疲れが溜まったら → 介護士のストレス発散方法ランキング

まとめ

夜勤で眠気が限界に達するのは自然なことです。

しかし、工夫次第で乗り越えることは可能です。

  • 眠気のピークを把握する
  • カフェインを適切に活用する
  • 仮眠を効果的に取る
  • グッズで眠気をリセットする

無理に根性で乗り切るのではなく、仕組みを作って安全に夜勤をこなすことが大切です。

👉 どうしても夜勤がつらい場合は → 夜勤なしに強い転職サイト3選

関連記事