そろそろ介護施設を探さなければいけない。
寝たきりじゃないけど、入所できるのかな?
何から始めればよいのか分からない…。
こんにちは、主任ケアマネの麦マネです。
介護施設のことを考えるなんて、今までになかったので分かりませんよね。
私も初めは分からないことだらけでした。
- 入所資格
- 経済面
- 介護施設の種類
- 地域
たくさんの介護施設の中から、自分にあった施設を選ばなければいけません。
でもやってみれば意外とシンプル。
アパートを借りる感覚だし、ほとんどの高齢者は入所できる条件を満たしています。
分かりやすく解説しますので、今から介護施設を探す人のロードマップとなれば幸いです。
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介護施設に入所するための条件
ほとんどの介護施設の入所の条件は介護認定です。
まずは介護認定がおりているかを確認します。
※認定なしで入所できる介護施設は少数なので、省略します。
要介護認定の確認
介護保険証をみてください。
要介護状態区分という欄に
- 自立もしくわ空白
- 要支援1~2
- 要介護1~5
要支援1~2、要介護1~5であれば、介護施設に入所できます。
介護保険証の見方については、コチラで詳しく解説しています。
介護施設の探し方
近所に介護施設のような建物があるみたい。
あれがそうなのかな?
もしかしてそうかもしれませんね。
他にはどこにあるか知っていますか?
介護施設は全国の至るところにあります。
だけど、普段意識していないので分からないんですよね。
まずは、どこに介護施設があるかを探すことです。
どこにあるかを分からなければ見学にすら結びつきません。
介護施設を探す方法は以下の通りです。
- 担当ケアマネに相談
- 地域包括支援センターに相談
- インターネットで探す
担当ケアマネに相談
すでに担当ケアマネがついている人は、一番相談しやすい相手ですね。
ケアマネさん、さすがに母が大変に…
私もそろそろだと思っていました。
なんてうまい具合に意思疎通が取れやすい身近な存在です。
まずは一番に相談してよいでしょう。
だけど、こんなケアマネには注意です。
こんなケアマネに相談してはいけません。
自分の手から離れてくれたらどこでもよい、そんな裏事情に振りまわされます。
地域包括支援センターに相談
市(区)役所のような存在なので、だれでも気軽に相談できるどころですね。
介護のことならなんでも相談にのってくれます。
だけど、同じ対面の相談でも、担当ケアマネとは大きく違うものがあります。
それは信頼関係です。
どこか施設はありますか?
ここと、あそこと、ここにありますよ。
電話してみてください。
不親切とかではなくて、やはり20~30分の面談では、ニーズも聞き取れないし、信頼関係も築けません。
初めての相談としては、うってつけの場所であることは間違いありません。
だけど、なんでも相談にのらなければいけないので、どうしても広く浅い姿勢となってしまいます。
担当ケアマネのようにしっかり相談にのってもらえるかと言えば、かなり違うと言い切れます。
インターネットで探す
- スマホ一つで全国の介護施設を探せる
- いつでも手軽に探せる
- 写真も豊富
- 入所の空き状況もリアルタイムでわかる
インターネットで介護施設を探すのは珍しいことではありません。
デメリットとして、インターネットを使えない人や、対面の相談でないと安心できない人には不向きといえます。
最大のメリットは情報量の多さです。
地域のケアマネですら、検索サイトを使って情報収集を行っているくらいです。
インターネットだと相談はできないのかな?
コールセンターがあるので、希望に合わせた介護施設を探してもらえます。
最初に述べた通り、ここで大事なことは見学にいくための介護施設を探すことです。
介護施設の種類や具体的な介護サービスは、見学にいって、直接聞いたり見たりすればよいのです。
見学から入所手続きの一連の流れ
ここでは実際に見て、入所するまでの流れを解説します。
- 見学
- 入所予約申し込み
- 面談
- 契約
- 入所
アパートを借りるときと同じ手順です。
見学
今から入所するかもしれない施設です。
実際に目で見て、耳で聞いて選ばないと、
『こんなハズではなかった…』
後悔することになります。
とは言え、難しいことではありません。
見たいもの、聞きたいことを聞いてくるだけです。
具体的にはこんな感じ。
- 設備
- 部屋の広さ
- スタッフの対応
- 料金 など
見学の方法については、詳しく書いた記事はコチラ。
入所予約申し込み
見学に行っただけでは、いつまでたっても入所できません。
気に入った介護施設と出会えたら、入所予約をしましょう。
予約して、初めて次のステップに移れます。
よくある質問
近日中に入居するつもりはない、来年くらいを目途と考えている。
それでも予約しておくべきですか?
それでも予約するべきです。
介護施設は入所の順番待ちでいっぱいです。
だけど、予約をしていないと、部屋が空いたときに声すらかけてもらえないのです。
予約のキャンセル料は発生しないので、とりあえず予約だけはやっておくことを、現役ケアマネから強くお勧めします。
面談
部屋が空いていても、すぐに入所できるわけではありません。
それは施設側の面談があるからです。
えっ!?面談??
うちの母は認知症があるけど、大丈夫なの?
別に認知症が悪いわけではありません。
どのような症状であっても、施設生活を送れれば問題ないのです。
主に以下のような要素がないかを確認されます。
これらの人は一時的に入所できたとしても、長く入所し続けることはできません。
又、その人が入所することで他の人に適切な介護が提供できなくても困ります。
本当に入所できるかを見極めるために、介護施設側の面談が行われます。
契約
アパートを借りるときと同様で、介護施設に入所するにも契約が必要です。
とくに難しいことはありませんので、気軽に契約しましょう。
契約に必要なもの
- 介護保険証
- 介護保険負担割合証
- 引き落とし通帳と印鑑
- 身元引受人の印鑑
契約に必要な物は介護施設によって違うので、申し込み時に確認しておきましょう。
入所
入所する日を決めて、引っ越しをするだけです。
入所日から介護は行われるので、家族の負担はとりあえずなくなります。
あとは入所に慣れるのを見守ったり、たまに面会に行くなど、家族の事情に合わせたことをやればよでしょう。
まとめ
- 介護保険証で要介護認定を確認する
- 介護施設を探すには、担当ケアマネ、地域包括支援センター、インターネットで探せる
- 気に入った施設に見学にいく
- 予約、面談、契約、入所する
介護施設を探すことは、思った以上に簡単です。
寝たきりが条件というより、要介護認定を持っているか肝心です。
そう考えれば、ほとんどの高齢者は介護施設に入所できるといえます。
あとは部屋が空いているのか、どれくらいの費用が出せるのか、自宅からの距離、など個別的な条件で介護施設を選ぶことになります。
そのためには、まずは見学にいくことです!
見学にいかなければ、何も始まりません。
無料で資料請求もできるので、気軽に始めてみましょう。