「介護の仕事を続けたい気持ちはあるけれど、正直もう限界かもしれない」
そう思った経験はありませんか?
介護士はやりがいのある職業ですが、現場の厳しさや待遇の問題から「辞めたい」と思う瞬間は誰にでも訪れます。
この記事では、介護士がよく直面する「辞めたい」と感じる場面を具体的に取り上げ、改善のヒントや次のステップを考えていきます。
「自分だけじゃない」と安心できるとともに、もし解決が難しい場合には環境を変える選択肢も検討してみてください。
体力的に限界を感じたとき
介助の負担が積み重なる
入浴介助、排泄介助、移乗介助…。
1日に何十回も繰り返す動作は、腰や肩に大きな負担を与えます。
特に腰痛は介護士の職業病ともいわれ、慢性化すれば仕事を続けるのが難しくなることも。
30代の頃は気合で乗り切れていましたが、40代に入ってから腰の痛みが取れなくなり、夜勤明けは立ち上がるのもつらい状態に。『このまま働き続けて大丈夫なのか』と強く不安になりました
夜勤による生活リズムの乱れ
夜勤は介護現場には欠かせませんが、体力的負担は大きいです。
睡眠不足が続くと免疫力も低下し、体調を崩しやすくなります。
- 移乗用リフトやスライディングシートを導入してもらう
- 夜勤の回数を減らすよう上司に相談する
- 日勤中心の職場へ転職する → 夜勤なしで働ける職場の探し方
給料が低すぎるとき
「これだけ働いても報われない」
介護士の平均年収は全産業と比べて低水準。
「残業も夜勤もこなしているのに手取りが20万円以下」という声は少なくありません。
結婚して子どもが生まれたとき、生活費と教育費を考えると『今の給料じゃ足りない』と痛感しました。好きな仕事だけど、将来のために辞めるべきか悩みました
給与を上げる工夫
- 資格取得(介護福祉士・ケアマネ)で給与テーブルを上げる
- 処遇改善加算をしっかり還元している法人を選ぶ
- 給与水準の高い施設を見分ける → 給料が高い介護施設の見分け方
人間関係がつらいとき
上司・同僚との摩擦
介護現場は閉鎖的な空間になりやすく、噂話や派閥が生まれやすい環境です。
一度人間関係が悪化すると、出勤するだけで憂うつになり「辞めたい」と強く思うきっかけになります。
新人の頃、先輩からの指導がきつくて毎日泣きそうでした。誰にも相談できず、半年で辞めてしまおうかと思ったくらいです
改善のヒント
- 信頼できる同僚に悩みを共有する
- 上司に相談する/外部の相談窓口を利用する
- 改善が難しい場合は → ブラック施設を見分ける5つのチェックリスト
家族との両立ができないとき
子育てや介護との両立の難しさ
介護士自身が家庭の事情を抱えているケースも多いです。
「夜勤で子どもの行事に参加できない」「親の介護と仕事が両立できない」
家庭と仕事の板挟みで「辞めたい」と感じる瞬間は少なくありません。
運動会に参加できなかったとき、子どもに『なんで来てくれなかったの?』と言われて胸が痛みました。その瞬間、仕事を辞めるべきか真剣に考えました
解決の方向性
- 日勤のみの職場に転職する
- 時短勤務や派遣という働き方に切り替える
- 柔軟な勤務形態を選びたい方は → 派遣介護士のメリット・デメリット
「辞めたい」と感じたときの対処法まとめ
まとめ
介護士が「辞めたい」と思う瞬間は、
- 体力的に限界を感じたとき
- 給料が低すぎるとき
- 人間関係がつらいとき
- 家族との両立ができないとき
誰にでも訪れるものです。
大切なのは「一人で抱え込まないこと」そして「環境を変える選択肢もある」と知ること。
👉 今の職場に限界を感じた方はこちら → 介護士におすすめの転職サイト4選【2025年版】